神楽坂 石ばし

 ついについに念願の石ばし)に行ってきました。神楽坂界隈では鰻と言えば明治43年創業の石ばし、石ばしと言えば鰻。HPでも営業時間中は電話が繋がりにくいと注意書きされてますが、予約に辿り着くまでが一苦労。しかし、ここまで来たらあとは食べるだけです。

町中に鎮座する歴史の重みある外観。煉瓦壁は戦前の物らしいです。
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 何の家紋でしょうか。丸に片喰いに似てますが。。
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いつも通り。開店と同時に売り切れの張り紙。
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中に入ってみると新しいわけではないのに清潔そのものな内装。漫画や小説では良く目にする表現ですが、いざ目の前にすると緊張しますね。盛り上がります!DSC_0051

このピカピカに磨かれたテーブル!天井が綺麗に映っております。
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本日は幸いにして半個室。しかも隣の席の方は一時間遅れのスタートなので遠慮なく写真を撮影しまくりました。本日のおつまみは一番右に注目。「百年床の糠漬けお漬物」。百年!?
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日本酒も非常に豊富です。本日はスーパーくどき上手と日高見 吟醸うすにごりをお願いしました。
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まずはざる豆腐。
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日本も揃いとても涼しげで華やかな雰囲気となりました。
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和らぎ水のボトルにも石ばしの名前が刻まれております。
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夏らしい鮮やかな突出し三種。調子に乗って飲みすぎないようセーブしつつグビグビ。
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鰻茶碗蒸し。何と言いますかとにかく器が良いんです。
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具沢山。とにかくお酒に合います。
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次に、
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白焼き!酒の肴としては最高。かなり期待していたものの、それを上回る文句の付けようがない一品です。人生の中で一番美味しい白焼き。食べ切るのが勿体ない。泥臭さとか一切ありません。脂の旨みと鰻の香りが山葵と絶妙な相性です。
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蓋の裏にも石ばし
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そして、
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待望のうな重!!肉厚で柔らかいのに外側は香ばしくパリッと仕上がっていて、ああ、これが噂の食感かあと感動。鰻をこれ以上美味しするのは無理かもしれない。鰻を味わうに際して余計なものを一切排除した完成系がここにあるのではないでしょうか。
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 驚きがもう一つ。この粉山椒が鮮烈な香りを放ちます。何かとスパイシーを好む我が家ですが、この山椒には最上級の賛辞を贈りたいです。苦味がなくて爽やか。こんな山椒が存在することがびっくりでした。こんな鰻に山椒は勿体ない、と思いながら折角なので使ってみようと思ったらこんなことに。
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 肝すい。なんでお椀がこんなにピカピカなんでしょうね。
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こちらもうな重に負けない存在感。鰻に合わせてちょっと濃い目に作っているのでしょうね。DSC_0082

最後に水菓子。
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12時予約で店を出たのが14時過ぎ。1時間蒸すので時間はかかりますが、予めゆっくりするつもりで行く方が良いかもしれませんね。それでもスペイン人のシェスタには敵いませぬ。突出しの軽さからして計算づくなんでしょう。行ってよかった。

味☆4(書いた通り文句の付けようがありません)
CP☆4(バリックトウキョウと並んでプライスレスの世界です)
雰囲気☆4(個室とテーブルがありますので要注意)