2016年11月に築地市場が豊洲に移転するということで、12月最終週に築地市場最後の師走の風景を味わいに&年末の買い出しに行ってきました。例年通り活気に溢れていて、翌年の同じ月にはこの場所からなくなっているということが信じられません。
さすがにこの時期、場内の食事どころは10時半頃でもどこも長蛇の列。
この事態をある程度想定していたので、買い物が終わったらすぐに「築地KYビル」に移動しました。
このビルの一階にある「魚三代目 千秋」というお店の刺身の漬け丼が美味しかったという記憶がありました。しかも場外のすぐ近くという好立地ながらも、表通りではなく、小道をちょっと入った場所という絶妙なロケーションにあるお店なので、意外と混んでいなのではないかと予想していました。
ビンゴ!穴場でした!10分程度は並びましたがすぐに入店できました。
「魚三代目 千秋」はカウンターのみのお店です。
同じビルの地下一階に「千秋はなれ」という店舗があり、こちらはテーブル席やお座敷もあるようですが、年末は休業でした。
このお店の魅力は、食材が新鮮なのはもちろんのこと、包丁さばきだと思います。
お刺身がの切り口が滑らかで、角がピーンと立っています。
(人によっては、これを「包丁の味」と言うとか言わないとか。。)
ぶりとマグロ丼
当たり前ですが、家庭では出せない味です。
CPは☆3つ、雰囲気は☆3つ、味は☆4つ。
店内は清潔ですっきりした雰囲気です。
そして帰り道に、『いつかティファニーで朝食を』の8巻を見て来てしまいました、『折峰ベーカリー』!
10年ほど前から一年に2,3回は築地を訪れるのですが、こんな美味しそうなパン屋さんがあるということを知りませんでした!
クランベリーとナッツがぎっしり詰まった堅めのパン。食べ応えがありました。
他にカレーパンやイチジクのパンを購入。
相方が、ふらふらと吸い寄せられるように左隣りの酒屋さんに。
日本酒の品ぞろえが多くて、おしゃれな酒屋さんでした。
築地の魅力を改めて感じた一日でしたが、市場移転後この町はどのように変化するのでしょうか。
豊洲の新市場にも期待していますが、大正時代から脈々と続いてきた市場とそれを取り巻く形で発展してきた町が完全に切りはなされてしまうことに、築地ファンとしてはどうしても寂しさを感じてしまいます。