フィンランド、エストニア、ラトビア旅行 その3(エストニア食事編)

エストニア1日目はタリン滞在。旧市街が世界遺産に登録されている街です。

旧市街の入り口から

レンガ造りの城壁

街並み、ほんと綺麗

バルト三国と言えばベリー系ケーキということで、広場に面しているMAJASMOKKでお茶。レストランやカフェが多い街タリンですが、意外とケーキ置いているところが少なくてちょっと彷徨いました。そんな苦労の甲斐があってかありつけたケーキは極めて美味。ものすごくキメの細かいタルト生地は小麦粉の味がしっかりしており、中のカスタードクリームは甘すぎず繊細、上に乗ってるイチゴは香りと酸味がとても強い。エストニアはすごくご飯が美味しいのでは?と最初に思った瞬間です。

写真のウィンナーコーヒーっぽいのはタリンコーヒー。エストニアのリキュールVANA TALLINヴァナ・タリンがたっぷり入ってて休暇中って感じもひとしお。全然知らなかったのですが、このヴァナ・タリン、知る人ぞ知る名産のようで、確かにデザートワイン的な味わいもありとても上品。今回の旅行でも小さいの買って帰ってきました。

この日の晩御飯はなんとデパ地下のお寿司。フェリーで軽食つまんだり、お茶してたりしたらお腹があんまり空かないのと、お米がどうしても食べたくなったのと(年か。。)、フィンランドの時からサーモン寿司美味しそうだったので我慢できず。酢飯じゃないけど変な味付けもなく、マヨネーズも控え目。醤油で食べると普通に美味しいです。ゴマはそんなにたっぷり付けなくてもいいかな。1パック8ユーロからなので安くはないですけど、ボリュームあるのでそんなに高くもない。

こちらはエストニアの伝統的な飲み物らしいKALI。Wikiを見るとライ麦から作られておりアルコール入りとそうでないものがあるとか云々。味はルートビアを麦で作った感じで甘め。

 

次の日はパルヌに移動して、ホテルHedon SPAではなく、近所のホテルVILLA WASSETで晩御飯。以降、とにかくタルタルorカルパッチョがレストラン選びの基準となります。このホテルは温かみのある外観と歴史を感じさせる内装。ヨーロッパのリゾート地という感じの素敵な店です。
 

ノンアルコールのモスコミュールだったかミントジュレップだったか。とにかくこちらのカクテルにはミントが盛り沢山。あとエストニアのビールかな。SAKUという文字は至る所で見ます。

こちらがサーモンのタルタル!これで1人前!多様な野菜、果物、チーズ、クラッカー、ナッツ類が山盛りで想像を遥かに超える一品!緑と茶色のソースもこってりですが塩味控え目で美味しい。とにかくエストニアは素材で勝負する感があり日本人の口にも合います。フィンランドで疲れ気味だった胃腸がエストニアに来てみるみる良くなりました。

肉厚のサーモンステーキ。外はカリカリ、中はジューシー。焼き加減も文句はないのですが、サーモンも素材勝負なのでうんサーモンだなと。美味しいです。

タルタルステーキはサーモンに負けじ劣らじオシャレ。薬味たっぷりでボリュームもたっぷり。日本で生肉食べられないなんてほんとどうにかしてますよ。塩味は上に乗ったアンチョビで調整してくださいと。こういう食文化なんでしょうね。

 

RESTO AKORDFBもあります)

宿泊ホテルHedon SPAのレストラン。このレストランには高級ラインのRestaurant RaimondとややカジュアルなRESTO AKORDがあり、17時までのハッピーアワータイムのうちに入店。カジュアルと言っても、写真の通り、気合入りまくりの料理ばかりです。

地ビールとルバーブのジュース。

パン、クラッカーとハーブバター。朝御飯がこのレストランなので分かってましたが美味しい。バルトは本当にバターがミルキーで美味しい。口当たり軽くてカロリーも控え目なんじゃないかと思ってしまいます。

牛肉のカルパッチョ。これが秀逸でした。山盛りのルッコラは蜂蜜なのか甘めのソースが和えられており、チーズの塩気、バルサミコ酢、そして牛肉が合わさると完璧な味です。エイジングビーフのカルパッチョにも是非とも考慮していただきたい新食感。地球の歩き方にこの店が乗ってないのはどうかしてるのではないか。

メインはステーキと魚。ステーキの赤身も期待通りなのですが、この魚が火の通りがちょうど良くて、スパイスも爽やか。柑橘系とよく合います。皮も香ばしくて美味しい。エストニアは前菜に色々工夫が見られますが、メインになると基本的に塩も控え目で素材勝負。気候要因もあり、どちらかと言うとビールやスピリッツに合うのかな。胃が疲れなくて良いです。これで朝昼晩とスパに入るのだからリフレッシュできないわけがないです。ほんと良い旅です。