いつも美味しい肉を紹介してくれる知人におススメいただいた焼ジビエ 罠 神田。ジビエを炭火焼でがつがつ食べるというコンセプトを聞いたら行かないわけにはいきません。
まずは罠セットを注文。おつまみ3種、ジビエ肉3種(8部位)で1780円のセット。
罠サラダ。山盛りパクチーを多目のレモンで引き締めたもの。胃が動く感じがします。
猪肉のしうまい。かなり粗挽きの肉で食べ応えあります。初めての食感で、これが豚だとなんてことない一品ですが猪使うことで味が出る。ほうほう。
酢モツ。何のモツか分かりませんが、コリコリした部分の薄切りをたっぷりの玉ねぎでいただきます。普通の酢モツとはかなり違い、おつまみ感あふれる一品。ここまではまあ、らしさを感じさせつつも、普通かなあと感じでしたが
煮込み。ほっくりじゃがいもが添えられた正統派。時間かかってる味です。
ここから本番です。まずはうずら半身焼き。コースとは別に注文したものでこんがりと焼いてくれます。塩だけのシンプルな味ですが、魚にも似た繊細な食感で骨周りのところが堪りません。しゃぶりつくします。
エゾシカの盛り合わせ。味噌漬けのバラ、赤身のもも、シンタマ。バラは骨回りの肉らしい筋っぽさもあり、いきなりテンション上がります。噛めば噛むほど味が出る。そして赤身。この赤身100%ってジビエならではですよね。牛のヒレは上品すぎて炭火焼きには勿体ない。豚の赤身はスカスカになりがち。適度に獣っぽさが残るこの感じ。鹿っぽいしなやかさのある(?)赤味、素晴らしい。
次は猪セットで、もも、ロース、味噌漬けのバラ 。こちらのバラは筋っぽさが一段と強く、コリコリ感もあります。美味しい。もも、ロースは猪らしいと言えばらしいけど、臭さはありません。猪は食べる機会はなくもないのですが、炭火焼が一番良いかも。
そして雉はむねともも。こう、なんというか鶏肉よりふっくらしてるんです。そして鶏肉より鳥臭さがありません。ガツガツ食べられます。面白いですね。飼育が面倒でなければ鶏より雉がメジャーだったのかもしれません。
追加は兎。こちらは見たまんまで赤味。癖もなくぺろり。今回は食べてませんが熊が一番きつい香りでした。あまり長時間噛んでいると違和感があるくらいの匂い。
雉のくびじり。くび?しり?と思って注文したら、いわゆるせせりとぼんじり。足してくびじり。脂が多いのかなと思いきやそんなことなくおススメです。
店には鹿が鎮座してます。映画では洋館によくある奴ですがこんなところにも。ありがたくいただきます。
CP☆3(ジビエはお高いイメージでしたが、赤味を炭火焼でがっつり食べてこの値段は、もう普通の焼肉に戻れないかも、年のせいもありますが)
雰囲気☆2(混雑していたせいか店員さんもバタついてました。コースも用意できたものから出しており、その辺は残念)