バー ア シードル レストラン ル・ブルターニュ 神楽坂

毎年のことではありますが、仕事が落ち着かないのと花粉で外出自重気味だった2月、3月が終わりました。久々の外食です!

散歩すると神楽坂も色々と変化が起きており、エビ殻荘が閉店して、パリの肉で有名なビストロらしいサクレフルールが日本初出店!開店30分前から大行列が出来てました。みんなどこで情報仕入れてくるんでしょうね。これは絶対に行かねばなりません。

そして、パッキアーレも閉店して、しゃぶしゃぶシャ豚ブリアンに!九段下にバルサイユの豚という駄洒落になってるようでなってない店と同じネーミングセンスを感じをますが系列なのでしょうか?
 

潰れる店を見ていると、神楽坂はシビアというか、味と量にうるさい街だなと思います。エビ殻はグループで食べるにはオマールエビ1尾何千円て無理だよ!食べるとこないよ!サイドメニューやる気ないよ、何頼めばいいのやら、てな感じでしたし、パッキアーレは拘っているの分かるけど値段の割りにぱっとしない味と量でとりあえずお腹膨ますために来てるのに、まず基本的なところがどうにもならないよ!てな感じでした。

シャ豚ブリアンは対照的に3500円のコースにヒレカツまで付いてくるのですね。ボリュームたっぷりです。どうせチェーンっぽいならこの値段で火鍋やれば絶対にニーズあると思うのですが、そんな日は来ないのでしょうか。

そんな中、予約もせず夏目亭に向かったのですがもちろん撃沈(織り込み済み)。そこから芸者新道を北に行くと

お洒落な感じの外観のル・ブルターニュ食べ)に何とか滑り込みました。12時過ぎには満員だったのでほんとギリギリだったようです。

町屋風の外観から、

中に入るとガラッとスタイリッシュ。

テラス席もこの季節はとても良い感じ。

メニューはユニークで、一番安いコース(2800円だったはず)は前菜+メインorメイン+デザートの2品を選択し、シードルorリンゴジュースのセット。もちろんフルに揃ったコースもあります。

まずこちらがシードル。甘くないけど香りがとても爽やか。さすがシードルバーを名乗るだけあって印象的なシードルを持ってきてくれます。2日酔いにも優しい。。

こちらが前菜その1。有機野菜と蕎麦粉のクルスティアンのセットで、

豆腐とゴマのペーストが付いてます。カリッカリのガレットっぽいものに、野菜とペーストを乗せるこれが絶妙なバランスなのです。全然水っぽくないのに野菜も豆腐も消えてない。そしてサラダ風に見せておきながら、ピクルスや焼き玉ねぎが添えられていて、多様な食感が詰まってます。

前菜その2。豚肉のパテ。アグー豚と同じようにドングリを食べて育つ豚と説明いただいたことは記憶してますが名前は忘れました。味も香りも肉肉しい一品で、上にかかったソースがまた合うのです。

そしてメイン。自家製ソーセージと24ヶ月熟成のコンテチーズが乗ったガレットです。肉汁たっぷりなソーセージを切ると、溶けかけたチーズとガレットが混ざり合って、さらにマスタードソースも付けるとこれが堪らない一品になります。これは美味しいというか良く出来てるなあという感想です。普通のソーセージとチーズだとジャンクになりがちですがそんな気配は微塵もありません。意外にガレットって厚手でボリュームあります。

そしてメインその2。サクラマスのガレット包み。美味しそうに見えますし見たまんま美味しいです。ソースはバターとシードルを煮詰めた濃厚なもので、あっさり目のサクラマスにぴったり。下は麦のリゾットでこちらも完成度高いなあと。

フランス料理って意外に野菜取れるのもポイント高いです!正直、以前はそんなに印象なかったのですが、シェフが変わったのか、私の舌が(ようやく)少しは肥えたのか、手の込んだ品というのが伝わってきました。ウェブサイト見るとこんなにここならではの一夜限りの5周年スペシャルメニューも合ったのですね。興味ありました。。

味☆3(シードルとガレットの組み合わせなら4。しかし、ワインをぐいぐい飲ませるものではないので、そこをどうしたものか悩み中)
CP☆3(同上。夜にメインを2枚食べて飲んで5000円に収まるならCP4でもいいのかも)
雰囲気☆4(神楽坂のフレンチを体現したかのような雰囲気)