夏目亭

1970年開業の老舗フランス料理店、夏目亭食べ)。バー ア シードル レストラン ル・ブルターニュ風の音ZETTOなど当ブログも好きなお店が並ぶ芸者新道沿いのビル2階(林ビル)にひっそりと佇んでおります。

エレベーターを降りてすぐ左がエントランス。ヨーロッパの海を思わせるような鮮やかな緑の内装が印象的です。

オフィスビルなのでしょうか?窓が広く明るい店内。向かいの2階にも蕎麦屋がありました。ここに来ないと気付きませんがひっきりなしに人が出入りしていたので人気店なのかもしれません。1000本のワインを売りにしているだけあってグラスワインも記憶に残るものですが、写真には自分達の持ち物が入ってしまったので省略。

前菜盛り合わせ。自家製スモークサーモン、にんじん、えんどう豆、平茸の野菜のテリーヌ。綺麗な3層になってます。左上は野菜のピクルス。この自家製サーモン、厚みもそうですが、香り、味、脂のバランスがとても良く、バルサミコ酢との相性抜群。これは美味しいです!テリーヌもきっちり野菜の味を引き出しつつ濃厚。ピクルスも良いアクセント。完成度高い!

何気に気に入った帽子をかぶったようなパン。フランスパンの食感です。

えんどう豆のポタージュ。ありふれた一品だけに丁寧さが際立ちます。こういう野菜をしっかり調理したメニューが得意なのでしょうか。美味しい。

そして山形牛ランプ肉のロースト 赤ワインソース。肉の焼き加減は写真の通り万全で、赤ワインソースが完璧にお肉にマッチしているのです。ソースだけ舐めても良く分からない味なのですが、お肉と合わせると味をものすごく引き立てます。添えられているのはポテトグラタン。薄切りポテトを重ね合わせた濃厚なもの。お肉のソースが軽めなので付け合せを重たくしているのでしょうか。ブロッコリーも何かスパイス系の粉がかかっていて一工夫。このお肉は追加料金必要ですが美味しい。

デザート。周りを砂糖で固めたパウンドケーキとアプリコット(だったかな)のアイス。コーヒーに合うタイプ。いちごもいい感じのものを使ってます。

面白かったのは食器でナイフも意匠の凝ったもの。老舗感ありますね!

味☆4(夏目亭と言えばクラシックと言われ斬新さに欠けますが、食べ慣れたものだけに安心して美味しいと言えるクオリティ)
CP☆3(良い意味で攻めない、伝統的な料理のCPとは何なのかということを考えさせられる店です。大使閣下の料理人にもこういう話ありました)
雰囲気☆3(テーブル間のスペース、内装、落ち着いた感じです。店員さんが若干ちゃらい感じでしたが笑)